妊娠中はママと赤ちゃんのカラダは繋がっています

 

食物アレルギーの治療、予防では、アレルギーの子供が食べる食事だけを注意していれば大丈夫だと思ってはいませんか??

 

じつは妊娠中・授乳中のお母さんの食生活はもちろん、住環境や生活習慣もとても大切になります。子供が、ある食物に感作して過敏反応が出るようになる経路がいくつかあります。ひとつは直接口にした食物で起こる「経口発作」になります。そのほかにお母さんのおなかの中にいるときにおこる「経母乳感作」があります。母乳にはお母さんの食べたものの成分も含まれています。そのために赤ちゃんの体質を刺激して食物アレルギーを発症させてしまったり、悪化させることも考えられます。ですので、妊娠中、授乳中はお母さん自身の食事にも気おつける必要があります。

 

妊娠中は、まず無事に出産することを第一の目標に偏食をしないで、バランスのいい食事をとることを心がけ鉄分やカルシウムなどの摂取には留意しましょう。また、ビタミンやミネラル、良質なたんぱく質も欠かせない栄養素になります。本人や家族に強いアレルギーがある場合は、妊娠中の食生活はとくに大切ですので、だからといって自分で勝手に食事を制限するのは厳禁です。生まれてくる赤ちゃんのアレルギーへの予防が目的になりますから、「食べられるものの幅を広げる」「加熱調理する」「食休みを作る」といったことに配慮すれば十分になります。回転食の考え方をお母さんの食事にも取り入れて、同じものを多量に食べないでさまざまな食材から栄養をとるようにしましょう。

 

 

母乳を通してアレルギー症状が出ることも・・・。

授乳後に皮膚症状や胃腸症状が現れた場合は、母乳に何か原因があるかもしれないと疑ってみる必要が出てきてます。お母さんが原因食物をとると、母乳中に8〜10時間ほどその成分が残ってしまうのです。食物アレルギーがあるとわかったら、主治医の指示に従って、授乳中のお母さんの食事からも原因となる食物を除去して、ほかの食物で栄養を補うようにしましょう。母乳を飲んで育つ赤ちゃんの場合は、お母さんが原因となる食物を食べ続けないようにすると、赤ちゃんにアレルギー症状が出ても、やがてよくなっていきます。ただ、独断で過剰に食べ物を除去しすぎてしまうと、赤ちゃんやお母さんの栄養不足を招きかねません。特定の食べ物に偏らないように、ママごはんの取り方は主治医や栄養士の指導を受けることをおすすめします。